藺相如について考えた
「琅琊榜」第13話 消えた火薬
宗主が「国の使者として、どんな人を選ぶべきか?」と問うたのに対して
豫津は「趙国の藺相如です」と答えるシーンがある。
趙国の藺相如というと「怒髪天を衝く」の人だ。
少し前に観た『ミーユエ』に出ていた。
私は怒髪〜は古事成語として、強国の王が弱小国の宝を奪おうとしたのを、弱小国の人が髪を逆立てて怒って取り返した、みたいな話だと理解していた。
『ミーユエ』を観終って、ネットで調べて、強国とは秦で、王様は昭王で、宝が和氏の璧で、怒ったのが藺相如だったと分かった。
髪を逆立てて怒ってなかったよね?
そもそもこの時の秦は、そんなに強国なのか?
それ以上に、この頃の趙ってそんなに弱小国?
趙国でしょ?
あの武霊王の趙国でしょ?
胡服騎射🏇の趙国でしょ?
『ミーユエ』で胡服騎射の話が出たときは
「胡服騎射 きたー‼️」と大興奮したものだ。
その話を黄歇がするのだけど、最終話で黄歇は春申君だとサラッと言われて、胡服騎射の時以上に驚いた。
春申君ってこの人だよ?
ほとんどキングダムでしか知らんけど。
何か色々と・・・大変でしょ・・・だって・・・
まぁ始皇帝の政と戦うんだから、史実としてはミーユエと同世代ではない😌
ミーユエは政のひいお爺ちゃんかなんかのお母さんだもんね。
だったらなおのこと、何でまた春申君をミーユエの幼なじみで恋人同士みたいな設定にしたんだろう😥
・・・いや、そこはいいか、話として面白かったし。
そうじゃなくて、なんで胡服騎射の話を春申君にやらせたんだよ?って話。
春申君は楚の人だからね?
楚の春申君が、趙国は胡服騎射によって強国に成長したから、同じように秦国も義渠軍から騎馬を学べと勧めるんだよ?
学んで、取り入れて強くなれと言うんだよ?
その通りにやって秦国はとんでもない強国になるんだよ?
敵に塩を送るどころの話じゃないじゃん。
墓穴掘ってんじゃん。
これさ、秦にだけは絶対に教えちゃダメなヤツだよね。
いいこと教えて、得意顔になってる場合じゃないでしょ。
てか、秦に勧めるんじゃなくて、自分とこでやれよ。
何やってんだよ春申君💢てなるでしょ、事実は違うと言われたってさ。
巨人の原監督が阪神の矢野監督に
「ホークスの工藤監督は○○でチームを強くしたから、それにならって強化したら阪神はものすごく強くなりますよ💪」
更にホークスにも勝って日本一になりました、って話だよ?
原監督〜ってなるでしょ。
あれ?
藺相如だったのに、どうして原監督と春申君に・・・・・
話を戻して、藺相如ですよ。
私は藺相如という人は、強行突破の人で、国の使者にふさわしいイメージではなかった。
怒髪天の人が外交にむいてる? みたいな。
外交というと、やっぱり張儀とか
蔡沢とかじゃないの?
という考えしか浮かばない所が、まだまだだなぁ〜
虎狼の国 秦にも臆せず、群臣を圧倒し暴君を鎮め、結果、国威を守った知勇の士
藺相如!
つくづく中国史は奥深い。